
nWoジャパンメモリー
武藤さんが天山選手を労う――その投稿を見ただけで、胸の奥がじんわり熱くなった。
ああ、あの時代をちゃんと通ってきた人なんだなって、ファンならきっと分かると思う。
猛牛・天山広吉選手が、今年8.15両国で引退する。
どれだけ偉大なレスラーでも、「何の後悔もない引退」なんて、きっとほんの一握りだ。
まして天山選手は、手術や長期治療を経ても痺れが残る状態だったという。
リングに立つ人は、どうしても「まだできる」を信じてしまうけれど、“万が一”が起きてからでは遅い。
だから今回の決断は、寂しいけれど、すごく誠実で、正しい引き際なんだと思う。
振り返れば、プロレス界には、負傷や体調不良を抱えたまま無理をして起きたインシデントが、本当に多かった。
だからこそ、最後の引退試合だけは、どうか無事にリングへ降り立ってほしい。
ただそれだけを願ってしまう。
そして、武藤敬司さんの言葉。
天山選手といえば、狼群団や蝶野正洋さんとの“蝶天タッグ”の印象が強い。
でも、武藤さんとも確かに同じ景色を見ていた時代があった。
俺の前にイベントをしていた天山にサプライズで花束贈呈!
— 武藤 敬司 (@muto_keiji) May 23, 2026
あと少しの現役生活、無事に完走してくれよ! pic.twitter.com/Y6dF74p4SZ
そう、nWoジャパン。
あの熱狂は、本当に特別だった。
黒と白のロゴに、みんな夢中だった。
私も、nWoのTシャツをノーマルも4 Lifeも買って、ロゴが剥げるまで着倒した記憶がある。
“For”を“4”で表現する、そのちょっと悪そうで尖った感じも最高にイカしてた。
nWo、そしてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン。
ああいう「時代そのもの」になるユニットが生まれてから、もう10年。
今のプロレス界って、良くも悪くも優しい。
「今の君でもレスラーになれる!」みたいな間口の広さは素敵だと思う反面、細分化されすぎて、“みんなが同じ熱に飲み込まれる瞬間”が少なくなった気もする。
【新日本】天山広吉が8月15日両国大会で引退 新日本一筋36年の猛牛「最後にエキシビションでも試合できれば」|東スポWEB https://t.co/l51sUT7c5l
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) May 11, 2026
だから余計に、天山選手みたいな“プロレスラー然”とした存在が愛おしい。
あの独特の「オラッ!エー!!」っていう叫び。
理屈じゃないんだよね。
荒々しくて、不器用で、でも真っ直ぐで。
あの声を聞くだけで、「ああ、新日本だ」って思えた時代も最高でしたっっ

